渋谷の街を、カメラを持って歩いてみました。使用カメラはHASSELBLAD SWC(固定レンズ Carl Zeiss Biogon C38mm F4.5 T*)、フィルムはKodak TRI-X 400です。
上の写真は、渋谷警察署を歩道橋の上から撮ったもの。歩道の工事をしていました。
このCarl Zeiss Biogon C38mm F4.5 T*は、35mm判換算で21mmという超広角レンズでありながら、水平さえ保っていれば歪曲収差がほぼゼロという、広角レンズの究極形とも言えるレンズです。しかし、手持ちで水平を保つのはとても難しいので、像が歪んでしまいました…。
そのまま歩道橋の上で振り返ると、渋谷駅の東口。上を首都高速3号渋谷線が通っています。
歩道橋を歩いて、渋谷駅の近くまで来ました。ちょうど工事中で、クレーンなど大きな重機がたくさんあります。
クレーンの先を見上げると、ヒカリエのビルも視界に入ってきました。前述ように、Carl Zeiss Biogon C38mm F4.5 T* は35mm換算で21mmという超広角レンズなので、どちらもフレームに入ります。
ヒカリエと渋谷駅を、明治通りの上を越えてつなぐ跨道橋です。渋谷駅からヒカリエに向かって歩きました。白を基調としていて、左右がガラス張りのため、自然光がたくさん差し込む空間になっています。
その跨道橋からガラス越しに宮益坂下交差点の方を見ると、やはり工事中でした。
そして、ヒカリエに入ってすぐに外に出て、ヒカリエの正面を横切りました。
ヒカリエの横の道へ。ビルのテナントには、飲食店がけっこう入っています。
ビルの間から見上げた空。ビルに反射する光の階調が、とても豊かに写っています。こうした描写も、Carl Zeiss Biogon C38mm F4.5 T* の特徴です。
螺旋階段がありました。超広角レンズで、こうやって水平を外して撮ったときの画も、なかなか面白いです。
ビルの間の道を抜けて、青山通りに出ました。そして、宮益坂上交差点にある歩道橋の上から撮った一枚。水平を保てず、やはり像が歪んでしまっていますね…。
それから宮益坂を下ることに。
宮益坂を下る途中に、神社がありました。行ってみます。
宮益御嶽神社は、ビルに囲まれています。神社建築のすぐ後ろに高層ビルがそびえ立つ、なんとも不思議な光景。
坂を下って宮益坂下交差点を過ぎ、のんべい横丁に入りました。小さな古い建物に、レトロな雰囲気たっぷりの飲み屋がたくさん入っています。
のんべい横丁を後ろは駐輪場になっています。そこから飲み屋を撮ってみました。トタンの外壁がよい味だしてます。
ガードをくぐると、スクランブル交差点です。TUTAYAの階段の踊り場から撮りました。歩行者用の信号が青に変わった瞬間の光景。相変わらず人が多いです。
そして、公園通りへ。
公園通りを上って、渋谷区役所まで来ました。けっこう古い建物です。Carl Zeiss Biogon C38mm F4.5 T* なら、建物端の窓枠の重なりも緻密に描写できています。
NHKの前にあるイチョウ並木通り。イベントが開かれていて、たくさん人がいました。