東洋リビング防湿庫 ED-165CATP2(B) 162Lを購入【ED-103Sから買い替え】

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東洋リビング オートドライ ED-103S オートクリーンドライ ED-165CATP2(B)
 以前、レンズにカビを生やしてしまい、そのクリーニングに結構な出費を強いられた筆者は、以降はカメラとレンズを防湿庫に保管しています。そのとき購入した防湿庫は故障することなく約18年間も働き続けてくれたのですが、最近は機材が増えてきたため思い切って買い替えました。

 そこで今回は、防湿庫に入れていた機材の量、古いものと新しいもの仕様や使い勝手の違いなどをレビューしたいと思います。

東洋リビング オートクリーンドライ ED-165CATP2(B) 162Lを購入

 これまでに使用していた防湿庫は、東洋リビング オートドライ ED-103S(上の写真左。以下、ED-103S)。そして、今回購入したのは、同じメーカーのオートクリーンドライ ED-165CATP2(B) です(上の写真右。以下、ED-165CATP2(B))。

※価格は2020年9月8日時点のものであり、変更されている場合があります。以下同。

 ちなみに、古い方のED-103Sの定価は45,800円で(購入価格はもう少し安くなっていたかも)、これが約18年間も故障せずに動いていたのですから、コスパはかなり良いですよね。

容量と外形寸法の比較

数値の違い

東洋リビング オートドライ ED-103S オートクリーンドライ ED-165CATP2(B)  扉を開けたところ
 容量と外形寸法の数値を比較すると、次のようになります。

型番 容量 外形寸法
ED-165CATP2(B) 162L W423×H1183×D406㎜
(D406㎜=本体380㎜+背面の除湿ユニット26㎜)
ED-103S 103L W400×H832×D395㎜
(D395㎜=本体354㎜+扉の取手15㎜+背面の除湿ユニット26㎜)

収納する機材の量

ED-103Sに収納した状態、ぎゅうぎゅう詰めです

東洋リビング オートドライ ED-103S 収納したところ
 所有している機材をED-103Sに収納した状態です。なんとか入ってはいるのですが、ぎゅうぎゅうに詰め込んでいるので、奥の方の機材がかなり取り出しにくいです。

 これを全部出して、ED-165CATP2(B)に移します。

防湿庫から出しました

所有している撮影機材
 収納していた機材は、次のものです。

中版一眼レフ
・HASSELBLAD 500C/M
・HASSELBLAD SWC(固定レンズCarl Zeiss Biogon C38mm F4.5 T*)
・HASSELBLAD FlexBody

HASSELBLAD用交換レンズ
・Carl Zeiss Distagon C50mm F4 T*
・Carl Zeiss Distagon C60mm F3.5 T*
・Carl Zeiss Planar C80mm F2.8 T*
・Carl Zeiss Planar C100mm F3.5 T*
・Carl Zeiss Sonnar C150mm F4 T*
・Carl Zeiss Sonnar C250mm F5.6 T*

二眼レフ
・ROLLEIFLEX 3.5F Xenotar 75mm
・AIRESFLEX OLYMPUS Zuiko FC F3.5 75mm

35mm一眼レフ
・Nikon F3 & ファインダースクリーン2個

35mmデジタル一眼レフ
・Nikon D850

Nikon用交換レンズ
・Ai Nikkor 24mm F2S
・Ai Nikkor 35mm F1.4S
・Ai Nikkor 50mm F1.4
・Ai AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D
・Carl Zeiss Distagon T* 2.8/15 ZF.2
・Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZF
・Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF
・Carl Zeiss Planar T* 1.4/85 ZF
・Carl Zeiss Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2

コンパクトデジカメ
・Nikon COOLPIX S50

アクションカム
・Insta360 ONE X
・GoPro HERO8 Black
・GoPro HERO7 Black
・Muson MC2 Pro1

その他
・露出計 ミノルタ オートメーター IV F & ビューファインダー 5°
・近代インターナショナル ハッセル/ニコンF マウントアダプター
・フィルター各種
・レンズフード各種
 など

ED-165CATP2(B)には余裕で収納できました

東洋リビング オートクリーンドライ ED-165CATP2(B) 収納したところ
 当然ですが、余裕で入りました。奥の方にスペースがけっこう余っている棚もあります。

 上下にも空間があるので、これなら棚を追加しても良さそうです。

引き出し棚が使いやすい

東洋リビング オートクリーンドライ ED-165CATP2(B)  引き出し棚
東洋リビング オートクリーンドライ ED-165CATP2(B)  引き出し棚
 今回、ED-165CATP2(B)に買い替えた大きな理由のひとつが、棚が引き出しになっていること。これで、奥の方に入れたレンズの出し入れが、かなり楽になりました。

光触媒で防カビ・抗菌・消臭作用

光触媒機構の電子ドライユニットの写真
出典:www.amazon.co.jp
 湿度を低く保っているだけでは、カビを完全には防げない場合もあるそうです。

 そこで、ED-165CATP2(B)には、光触媒機構を備えた電子ドライユニットが搭載されています。光触媒機構は、LED光連続照射と循環対流システムにより、カビ菌、空気中浮遊物質(ガス状の臭気)、微細不純物を分解・除去するもの。これで、防カビ・抗菌・消臭作用が連続して発揮されるので、より安心感がもてますね。

 ということは、これまでED-103Sに入れていた下記の防カビ剤は不要になるのか…。なのですが、使用中の防カビ剤の有効期限(1年間)がまだ残っていて、捨てるのはもったいないのでED-165CATP2(B)に入れたいと思います。

デジタル温湿度計も購入

デジタル湿度計
 ED-165CATP2(B)に付属の温湿度計はアナログなのですが、これだと少し見にくいと感じていたため、オプションのデジタル温湿度計も購入です。2本のネジで留めるだけなので、簡単に交換できました。デジタル温湿度計は、表示される湿度の数字が大きくて、とても見やすいです。

 ただ、部屋を明るくしているときはいいのですが、カーテンを締め切ったりして部屋が暗いと液晶の表示が見えにくくなってしまいます。まあ、これくらいは仕方ないですかね…。目を凝らせば見えますし、どうしても見たければ部屋を明るくすればいいのですから。

庫内にはLEDバーライトが2つ、タッチスイッチ式

明るくなって便利、ただし眩しすぎ

東洋リビング オートクリーンドライ ED-165CATP2(B)  LEDライト
 ED-165CATP2(B)の庫内左側、扉付近にLEDバーライトが2つ設置されています。タッチスイッチ式なので、軽く触れるだけで点灯/消灯することが可能。LEDバーライトを点灯させると、奥の方まで照らしてくれるので、カメラやレンズの出し入れの際には重宝しそうです。

 ただし、LEDの光がかなり眩しく、とても直視できません。点灯したら目を逸らさないと耐えられないくらいなので、庫内を覗く角度に制限が出てしまいます。もう少し暗いか、調光できたら良かったなと思います。

タッチスイッチの青色LEDは雰囲気があって◎

東洋リビング オートクリーンドライ ED-165CATP2(B)  LEDライト タッチスイッチの青色LED
 タッチスイッチ部には、常時点灯する青色LEDが内蔵されています。これなら、暗いときでも簡単にスイッチを見つけることができて便利です。

 また、この青くて淡い光は、(特に部屋を暗くしたときに)雰囲気が出て良いと思います。

おわりに

 今回の撮影はすべてiPhone 7(ちょっと古い!)で行いました。なぜなら、いつも撮影に使っているNikon D850も写真に入れたかったからです。なので、画質はそれなり。

 それから、iPhone 7のせいではないのですが、床の茶色があるとホワイトバランスが崩れがちですね。さらに、蛍光灯の光に少し自然光が混ざっていることも、ホワイトバランスが崩れる要因になっているみたいです。

 それはさておき、レンズにカビを生やさないために防湿庫はとっても有効ですし、インテリア性もあってなかなかカッコいいのではないでしょうか。防湿庫の導入を検討しているカメラ愛好家の人たちに、今回のレビューが参考になれば嬉しいです。ちなみに、古い方のED-103Sは、リサイクルショップ行きです。

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