HASSELBLAD SWCです。購入したときに、非純正フードが付いてきました。
このカメラは、歪曲収差のない超広角レンズ、Carl Zeiss Biogon 38mm(35mm判換算で21mm相当)のために作られた専用機。それ故に、レンズ交換はできません。このSWCに搭載されているのは、Biogon C38mm F4.5 T*です。
また、レンズ性能を活かすことが最優先の設計となっており、その都合上、ファインダーとピント合わせの機構が内臓されていません。故に、フレーミングは外付けファインダー、ピントは目測となります。なんて撮影者に優しくないカメラなのでしょう!
ちなみに、SWCには、レンズの距離指標がメートル表記のものと、フィート表記のものがあり、今回購入したのはメートル表記の方です。フィートに馴染みのない筆者には、メートル表記がありがたい。
このSWC、状態としては、レンズ鏡筒に少しキズがあるのみで、それ以外はとてもキレイ、美品です。なのに、長期間売れ残っていたらしく、値引きがされていて、とてもお買い得でした。
それからSWCに合わせて、Voigtlander(フォクトレンダー)のアングルファインダーを買いました。ウエストレベルで撮りたかったからです。このアングルファインダーは、だいぶ前にSWC用として500本限定でつくられ、既に生産終了しています。なのですが、ラッキーなことに、たまたまネットで在庫を見つけました。
それと、SWCに付属していたのは非純正フードのみだったため、とりあえず500C/Mのストラップと、Distagon C60mm F3.5 T*に付けていたシリーズ8のフィルターを付けてみました。ただ、付属していた非純正フードをつけると、ファインダーがかなりケラレてしまい、すごく見にくい。
なので、MSオプティカル製 HASSELBLAD SWC専用システムスリットフードを購入です。このスリットフードの効果は絶大! ファインダーのケラレは(なくなったわけではありませんが)、かなり改善されました。
そして、早速SWCで撮影しました。まず、目測は難しい…。一応、自分の腕の長さを測っていき、近撮ではそれを目安にしました。あとはカン!
それと、SWCにはカメラを水平に保つために、ボディに水準器がついています。歪曲収差をなくすためには、水平がとても重要になるからです。しかし、水平にするのも慣れないので苦労しました。水準器を見つめっぱなしで、なかなかシャッターが押せなかったです(笑)
なお、SWCで撮影した写真は、以下の記事に掲載しています。