10月16日(土)に武者小路実篤記念館・実篤公園で撮った写真ができました。持って行ったカメラはHASSELBLAD 500C/M、レンズはCarl Zeiss Planar C80mm F2.8 T*、フィルムはKodak PORTRA 400NCです。
京王線つつじヶ丘駅を下りて10分ほど歩くと、
武者小路実篤記念館に到着です。
ただし、館内は撮影禁止なので、中の写真はないです。展示されている自筆の原稿用紙や色紙に書かれた書画を実際に見ると、込められた思想やそのときに抱いたであろう感情などがありありと伝わってくるようで、ちょっと感動しました。
それと、休憩コーナーで観た「愛と死」を朗読した映像がとても良かったです。昔読んだのを思い出して哀しくなりました。武者小路実篤自身も書きながら哀しくなったらしく、村岡が夏子の死を知る場面や、夏子について語る場面を書いた原稿用紙に、涙でにじんだ跡が残っているそうです。
記念館を出て、実篤公園へ。実篤公園は、旧実篤邸とその庭です。
下の池。上の池から水が流れてきます。鯉が泳ぎ、野鳥もやってくるそうです。
実篤の胸像がありました。
旧実篤邸。静かで、緑に囲まれています。
旧実篤邸の客間にある縁側です。
この後、旧実篤邸の中に入りました。ただし、邸内はやはり撮影禁止なので、写真はありません。邸内の仕事部屋には、原稿や絵を描くための筆や硯などが展示されていて、「ここで、これを使って書いたのか」と思うと、とても感慨深かったです。
上の池。水源となる湧水があり、下の池に流れていきます。
「水のあるところに住みたい」というのが武者小路実篤の子どもの頃からの願いで、昭和30年、70歳のときにここに移り住んできたそうです。
実は、つつじヶ丘へはカフェだけを目的に行き、駅を出てから近くに武者小路実篤記念館・実篤公園があるのを知って、どうせならと思って行ってみたのですが、行って良かったです。
そして、この後カフェへ。
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雨が降った
それもいいだろう
本が讀める
武者小路実篤「雨が降った」より