久しぶりにHASSELBLAD Vシステム用のレンズを買いました。Carl Zeiss Distagon C50mm F4 T* クロームです。35mm判に換算すると、約28mmの広角レンズ。「ハッセルの広角と言えば、Distagon 50mm」というくらい、広角レンズの代表的な存在です。
ハッセルの広角レンズは、手元にDistagon C60mm F3.5 T*(35mm判換算で約33mm)があります。なのですが、もう少し広いのが欲しいと思う場面が何度かあったのと、美しいクロームの鏡胴に包まれたこのレンズをいつか手入れたいとずっと思っていたところに、気になる一本をネットで見かけてしまったのです。
それで居ても立ってもいられなくなり、すぐにレンズを置いている都内のカメラ店に行きました。実物を手にとって見てみると、鏡胴にスレと小さなキズはあるものの光学系はとてもキレイで、絞りやピントリングの動きもスムーズ、良品です。さらに、クロームのフィルター押さえリングとグレーの前後キャップまで付属。そのまま購入を決めて、お持ち帰りとなりました。
自宅に帰ってHASSELBLAD 500C/Mに装着し、フィルターとフードを付けると、こうなります。
クロームの鏡胴に、思わず見入ってしまう…。
これを持って丸の内と有楽町に行き、テストを兼ねて撮影してきました。